21世紀は愛真・愛和の世界実現へ その実現の基礎造りに 万生館合氣道


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  万生の泉
自己の使命
 合氣道開祖植芝盛平翁の御神示に、「万有愛護の大精神を以て自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ」とある。
 神界から、翁に対する合氣道の使命を伝えられたものである。
 自己の使命はなんであるかを意識して、生きている人が幾人いるであろうか。筆者が、これが自分の使命であると自覚したのは、昭和49年(1974年)の、50歳に近い頃であった。
 合氣道を専門に始めて20年の歳月が流れていた。
 真の合氣道をこの世に普及することが、自分の使命であると感じたとき、翁に伝えられた御神示が合氣道の精神である、と自覚して、直ちに、当時の後援会長で書道家であった、故中島好章先生にお願いして書いて頂き、それを印刷して各道場に配付して、稽古を始めるときに、皆で唱和することにしたのである。翁に伝えられた御神示が、これこそ合氣道の精神であると覚えるまで、永い年月がかかったのである。
 その道において、永い年月の苦心惨憺を越えて、はじめて、その人に真の使命を自覚させるのであろうか。
 自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ、とある。完遂することができるであろうか、完遂とはなんであろうか。
 自己の使命を覚えるとき、その道において、既に半分の道のりには達しているように思うのである。その半分までの道のりが苦心惨憺の道のりと言えるのである。
 万生館が「合氣道の精神」を掲げて18年になる。そのとき、半分の道のりに達していた万生館合氣道は、18年を経て、いま、どこまでいったのであろうか。
 万生館合氣道では、平成4年(1992年)の2月、4月、5月と熊本日日新聞に広告を出した。

 "ニ十一世紀は、愛真、愛和の世界実現へ"
 その基礎造りに、万生館合氣道

 そして、合氣道の精神、全文を掲載した。
 なぜこのような広告を出したのか。
 世紀末の混沌とした今の時、この険しい峠を越えて、21世紀を迎えるためには、確信ある目標を立てて進まねばならない。
 それが、万有愛護の大精神を基にした、愛真、愛和の世界実現である。
 その基礎造りに、万生館合氣道の業が必要であるということである。
 今の世界の混沌は、すべて人々の利己欲心から生じたものである。その心を立て替えて、愛真、愛和の世界へ導くためには、その心を体現できる業がなければならない。
 その業が、万生館合氣道心身一体の道である。
 敵をして戦う心無からしむ、否、敵そのものを無くする絶対的自己完成の道なり、而して武技は天の理法を体に移し霊肉一体の至上境に至るの業である。
 万生館合氣道は今、多くの人々に対して、ここに、愛真、愛和の世界実現への道があると呼び掛けている。
 そこに、自己の使命の完遂がある。
平成4年6月11日
ふりみる

   言葉のやりとりも
     呼吸が合わないと
       喧嘩になる。


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